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分析と展望
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東京オフィスビル市場の分析と展望2004年第 II 期(4月〜6月)

「東京オフィスビル市場の分析と展望」は、1997年第 I 期を皮切りに情勢判断のベースとなる四半期統計データをオフィスマーケットに関わる方々にご提供しているレポートで、今回は通算30回目の2004年第 II期となります。

今期の分析ポイントは以下の通りです。

1.テナント成約面積の動向
・ 対前年同期比の成約面積 9期連続の増加
〜  前年I・II期の成約面積累計に対して 14.7%の大幅な増加

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2.テナント募集面積の動向
・ 募集面積全体では 5期連続の減少
〜  ほとんどの新築ビルが満室稼動、品薄感強まる
・ 新規募集開始の建築中ビル今期 5.0万坪  〜  大規模プロジェクト続く
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3.需給バランスの動向
・ 大規模ビル空室率 3期連続の改善、0.4ポイント改善の5.9%へ
〜  新築ビル・都心部で改善進む
・ 3期連続で空室率が改善するも、満室稼動は56.3%とほぼ横這い
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1−3月期は個人消費が堅調で 6.1%成長(実質年率)と、昨年10−12月期の6.9%(実質年率)に続き、高い成長率を維持しています。上場企業も2002年度から増収増益が2期連続し、利益は過去最高。雇用情勢も全般的に回復しつつあり、5月の有効求人倍率も11年ぶりの高水準となっています。「少なくとも年内は景気回復が持続する」との見方も強く、日本経済の底堅い景気回復が、賃貸オフィスビル市場にも好影響を与えているようです。
今期は「景気回復」主導型の賃貸オフィス市場の活性化であり、今回の景気回復は別名「リストラ好況」とも言われるように、企業のリストラ(人員削減=オフィススペースの統廃合)後のV字回復(業績急回復)を契機としています。人員(=オフィススペース)を絞り込んだ企業は景気回復に歩調を合わせ、業績回復→事業の拡大=人員の確保の動きが顕在化して、オフィススペースの拡大=実需に繋がっていくものと考えられます。

本書をビル事業にかかる経営指標として、また不動産投資判断の指標としても活用いただければ幸いです。


2004年7月

株式会社オフィスビル総合研究所
代表取締役 本田広昭
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